オーガニックガーデンの手法

菌といっしょに

植物にとって、一番大事なのが土です。気候も地形も土地の向きも変えられませんが、土の質は変えられます。香木の森公園では今、自家製の堆肥や「米ぬか」「石灰」などの自然資材、「えひめ- AI」という食べられる有用菌の培養液を利用して植物の発根を促したり、栄養吸収をよくするため、土中の有用菌を増やす努力を始めています。

虫といっしょに

植物性昆虫(害虫)がもたらす虫害を化学農薬を使わずに押さえるため、自家製の忌避剤(にんにく、唐辛子、ドクダミをお酢につけた溶液)や市販ニームオイル(植物性昆虫の脱皮を阻害する効果があるニームの木の抽出液。肉食系昆虫には無害)などを利用しています。害虫を食べてくれる肉食系昆虫(益虫)を守るために、化学農薬は使用しません。

鳥といっしょに

イモムシなどの害虫を食べてくれるシジュウカラなど小型の鳥を増やすために、早春、園内に巣箱を設置しました。さっそく、シジュウカラが営巣してくれているようです。どこにかかっているか、ぜひ園内を探してみてくださいね。

植物の力といっしょに

コンパニオンプランツと呼ばれる植物同士の組み合せがあります。共栄作物とも呼ばれています。 植物Aと Bを隣り合わせて植えることで、お互いの成長を促進させあったり、病虫害を回避する効果が認められています。今、それら性質を利用して植栽計画を始めています。バラのそばにハーブのチャイブを植えるとアブラムシの回避、センテッドゼラニウムを植えるとヨトウムシやコガネムシの防除に役立つ、というように。

地域といっしょに

邑南町は米どころ。町内にあり余る「米ぬか」を自家製堆肥に活用したり、町営竹林の間伐材を「竹チップ」にしてバーク堆肥の代用を試みています。地域の資材を無駄なく再利用することでコストを下げ、“エコで地域循環型”の公園運営を目指します。

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