石見地方における地区開拓の祖神・守護神である大元神を祀る神楽で4~5年に1度、式年祭に行われます。
現在、石見の各地に残り、古くは神主または社人が行っていましたが、明治以後に祭式の部分を神職が行い、間の演劇風の面神楽を民間人が務めるようになりました。
神楽は、神を招く儀式を行いその神と一夜を過ごし、神と人とが一体となって楽しく舞い、唄い、飲食を共にして賑わうことにより、衰えかけた人心を鎮め、五穀豊穣を祈るための年中行事として秋から冬にかけての農閑期に行われています。 石見は、古くから神楽舞の盛んなところで、現在でも各地区に神楽団があり、毎年秋には極彩色の衣裳を身にまとい、勇壮華麗な舞が町内各地で繰り広げられています。