自然

於保知盆地展望台
於保知盆地展望台於保知盆地展望台から眺めると、豊かに広がる田園風景の中に点々とこんもりした緑の小山が見られます。これは「鉄穴残丘(かんなざんきゅう)」と呼ばれ「鉄穴流し」によってつくられた人口的な地形です。中世以降、この地域では盛んに「たたら製鉄が行なわれましたが、江戸時代に大規模な「高殿(たかとの)たたら」が普及すると、多量の砂鉄を供給するため鉄穴流しが始められ、明治期に洋式高炉が普及するまで続けられました。鉄穴流しは主に冬期間に行なわれましたが、切り崩した土砂で農地の造成なども行なわれ、長い時間をかけて現在の地形が作られました。「鉄穴流し」の跡地と人々の生活が融合してできた文化的景観でもあります。
石州瓦の赤い屋根と緑が調和した於保知盆地の眺望では、運が良ければ霧の海「雲海」を眺めることができます。春または秋、昼夜の気温差が大きい日の早朝と条件の揃った時のみその幻想的な光景が現れます。
アクセス   邑南町矢上  https://goo.gl/9iguaG
赤馬滝
赤馬滝
江の川水系、角谷川にある高さ18m、幅5mの島根の名水「ふるさとの滝」のひとつに数えられる滝で、赤毛の牛の悲しい物語が言い伝えられています。
昔は赤羽ノ滝と称していたそうですが、江戸時代末頃より赤馬滝と呼ぶようになったそうです。当時、下畑では「たたら」が盛んで、その銑鉄を運ぶのに性質のおとなしい赤馬(赤毛の牛)を使っていました。運搬路は下畑から滝の上を渡り、伊矢谷を経て今津の銅山へと続く難路だったそうです。
ある年、その赤馬に仔牛が産まれ、毎日親牛のあとからかわいい姿で小路を往復していました。ある日、その仔牛が誤って足を滑らせ、絶壁を滝壺へと転落し、ついに底深く沈んでいきました。親牛の悲しみの姿は、端の目にもあまるほどでしたが、数日後、滝の上にさしかかるや、ひと声悲しく鳴いて仔牛のあとを追うごとく、滝壺に身を投じたそうです。里人は、この出来事を哀れんで、以来、この滝を赤馬滝と呼ぶようになったそうです。底深く沈んだ牛の角がはるか下流にぽっかりと浮かび流れたのを見て、誰となく角谷川と呼んだそうです。また、滝の周りの紅葉は親子牛を哀れんで年中どれかの小枝に赤い葉をつけているそうです。
昭和のはじめ、集落の有志によって滝壺の近くに観音堂が建てられ、訪れた人にこの伝説を物語っています。
アクセス   邑南町布施  https://goo.gl/0HbIeB
平原の枝垂れ桜
平原の枝垂れ桜
県道7号の「東屋の郷~平原のしだれ桜」の案内板から山道に入り2.5km、日貫地区東屋集落に枝垂れ桜がある。樹高11.5m、幹周2.2m、枝張は東西南北とも8mを超え、見事な枝を四方に張った樹勢盛んな大木である。桜の立つ民家は人が立ち入れないように囲まれ、どうやら空家のようである。推定樹齢は350年、地区の象徴とされ手厚く保護されており、平成25年7月、町の天然記念物に指定された。
アクセス   邑南町日貫東屋集落  https://goo.gl/5NNYxe
薬草・薬木公園
薬草・薬木公園
自生の薬草や薬木の散策路があり、そこを歩いて行くといたるところに「鉄穴流し跡」なども見ることができます。中心のオープンスペースではちょっとした水遊びもできます。香木の森にある「いわみ温泉 霧の湯」の駐車場の奥にあります。
アクセス   邑南町矢上8533-8  https://goo.gl/OoUj8p
高原(たかはら)神社参道の桜並木
高原(たかはら)神社参道の桜並木
現在の桜は二代目。一代目は昭和天皇即位の時に植えられた桜で、60年あまりの歳月が経過し、老木となり花が咲かなくなりました。
昭和天皇即位60年の記念に桜の木100本の寄贈を受け、有志により参道の桜を植え替えました。以来桜を守る会が発足し、大切に手入れを行っています。
アクセス   邑南町高見3029  https://goo.gl/Iw9fGm
断魚渓
断魚渓
江の川の支流濁川が流紋岩を浸食してできた渓谷で、岩にぶつかる凄まじい水の流れなど壮大な景観を見ることができます。濁川は古来石川とも呼ばれ、万葉歌人 柿本人麻呂の妻の歌「石川の貝に交じりてありといはずやも」の石川の貝(谷)とはここ断魚渓ではないかという説もあります。四季折々の景観を眺めることができ、昭和10年12月に国の指定記念物 名勝に指定されています。島根の名水100選のひとつ「ふるさとの清流」。
※現在、断魚渓遊歩道を通行止めにしています。復旧までの間「仮設道」をご利用ください。詳細はこちら
アクセス   邑南町井原断魚  https://goo.gl/yoFyKj
千丈渓
千丈渓
八戸川の支流、日和川が石英粗面岩の岩肌を浸食してできた約4.8kmにわたる渓谷で、昭和7年7月に国の指定記念物 名勝に指定されました。紅葉滝、相生滝など24箇所もの美しい名所が点在していますが、特に見応えのあるのが白藤の滝で落差40m、幅8mもあり、その雄大な景観に吸い込まれそうになります。四季を通じて見事な景観を堪能することができますが、秋の紅葉のころは特に見応えがあります。島根の名水100選のひとつ「ふるさとの滝」。
※台風9号による大雨により土砂崩れが発生しました。当分の間通り抜けはできません。
アクセス   邑南町日和  https://goo.gl/dQ6X5y
自然回帰高原
自然回帰高原
公園内にある半蔵山展望台は標高470m地点にあり、三瓶山などが望めるほか、晩秋の早朝には見事な雲海が見渡せます。
ふもとには観音堂があり、昔から仏水として重宝されています。自然回帰水が島根の名水「くらしの清水」に選定されています。
アクセス   邑南町上口羽1578  https://goo.gl/L8U63X
志都の岩屋
志都の岩屋
万葉集には「大汝 少彦名の いましけむ 志都乃岩室は幾代経ぬらむ」という国土を造営したとされる神がいた岩窟を詠んだ歌があり、それはここ「志都の岩屋」とも言われています。神秘的な巨岩や奇岩が数多くあり、神殿の後ろには、御神体と言われる「鏡岩」があり、岩の表面の穴には紙縒りを結ぶと願いが叶うといわれています。また志都岩屋神社の裏山にある鏡岩の間からは「島根の名水」に選ばれた岩清水が流れており、昔から万病に効く神霊水「薬清水」として地元の人に親しまれています。昭和54年8月に県の天然記念物及び名勝に指定されています。
アクセス   邑南町岩屋  https://goo.gl/BUUPy1
冠山
冠山
冠山の登山口は井原皆井田地区にあり、「冠山登山口・山頂へ3km」の看板があります。急な斜面にはロープが張ってあり、登山を補助してくれます。標高859mの山頂では、北東に三瓶山、北に大江高山を望めます。標高505mには「冠山の名水」が流れる沢があります。
アクセス   邑南町井原皆井田  https://goo.gl/h43mJr
阿佐山
阿佐山
邑南町の西南端に位置する標高1218.2mの阿佐山には、西日本有数のスキー場「瑞穂ハイランド」があり、冬は広島・九州方面から多くの来場があります。中国地方最大の河川「江の川」の源で、町内には江の川の支流、出羽川、八戸川、濁川が流れ、夏の鮎などの自然を育んでいます。
アクセス   邑南町市木  https://goo.gl/E3lmgE
四ツ土居のキャラボク
四ツ土居のキャラボク
馬野原集落、日高昇様宅庭に所在しています。島根の銘木百選に選定された古木で、樹高約4.4m、幹の周囲約1.2m、樹齢約400年以上と推定されます。
このキャラボクの所在地は、二ツ山城主の土居(住まい)があったところと伝えられ、土居の庭園樹であったと推定されています。このキャラボクは近隣に例を見ない巨木であることから、昭和58年10月に町の天然記念物に指定されています。
アクセス   邑南町馬野原  https://goo.gl/MtPZIK
コウヤミズキの群落
コウヤミズキの群落
生花や花木としてよく知られるトサミズキと同属で、本州中部以西の太平洋側、四国、九州の一部に分布域のある樹種。
島根県にも分布地が知られていますが、広瀬町と瑞穂・羽須美の一部の極めて限られた範囲に自生し、固体数も限られた状態にあり、「しまねレッドデータブック」にも県内での稀少種として記載されています。平成16年8月に町の天然記念物に指定されています。
アクセス   邑南町馬野原
神谷(かんだに)棚田
神谷(かんだに)棚田
谷の下から見上げると雛壇に民家があり、生活感のある棚田です。蔵のある農家や生活道路が棚田の中に点在しています。 農林水産省認定「日本の棚田百選」に選定されています。
アクセス   邑南町上口羽  https://goo.gl/rYWvWu
原山
原山
登り口付近は、下草が刈られ杉の植林がしてあり開けているが、100mも進むと林の中へと入っていきます。ここからは落葉広葉樹の宝庫です。どんぐりを実らせる木が多く、コナラ、ミズナラ、アベマキなど多数の種類を見ることができます。また、ヤマボウシが多数自生しており、9月~10月にかけては赤い実を多く付け、人や動物を喜ばせてくれます。
原山の中腹には、その昔やまんばが住んでいたと伝えられる「やまんば洞窟」があります。洞窟への道は岩場となっており注意する必要があります。
アクセス   邑南町矢上  https://goo.gl/0Xy69v

邑南町ってどんなところ

邑南町(おおなんちょう)は、島根県の中部に位置し、農業を基幹産業とする人口9,868人(令和5年3月末)、県内一の面積(419.3㎢)を誇る町です。古くからたたら製鉄が盛んな地域で、人々は広大な山を切り拓き、豊かな自然とともに暮らしてきました。 高原地帯にあることと水質のよさから、豊かな食材と食文化が育まれ、人々が営んできた伝統文化も現代に受け継がれています。

邑南町へのアクセス方法

邑南町へのアクセス方法はこちら

リンク集

香木の森

香木の森クラフト館オンラインショップ

瑞穂ハイランド

里山のからだにやさしい発酵レストラン香夢里

邑南町そば

A級グルメSHOP

石見和牛オンラインショップ

ビレッジプライド邑南

邑南町田舎ツーリズム

里山イタリアンAJIKURA

おおちじかん

浜田市観光協会はまナビ

なつかしの国石見

retrip

retrip